2010年02月16日
「城山」と頼朝④
この山が「城山」と呼ばれるのは、
決して南北朝時代に畠山国清が城を築いたのが
きっかけではなくて、
それより遥か以前に
「源頼朝が城を築いたことがある」
という伝承があるためです。
それにまつわる「城山の棒石」
という昔話もあるのですが、
実はその棒石が採れる場所は城山ではなくて、
それに隣接する「後山」なのだ。
後山は現地では「城山の一部」
とみなされていますし、
また頼朝がこっちの城山のほうに
登ったことが無かったのかというと
そんなこともなくて、
城山の頂上には
「頼朝が馬に乗って田京の広瀬神社目掛けて飛び降りた」
というのと
「頼朝が逆さに立てた逆さ竹がある」
という逸話もあるのです。
伊豆の空から
2010年02月16日
城山=金山城③
南北朝時代終わり頃に
足利氏に対して叛逆を試みた
北朝のたぐいまれなる武将、
畠山国清が築いた堅固な3つの城のひとつ、
「金山城(かなやまじょう)」です。
「神余城(かむあますじょう)」
「神益城(かんやますじょう)」
と呼ばれることもあり、
また地元では一般に「城山(じょうやま)」
とも「伊豆のへそ」ともいいます。
この山の圧倒感は写真の通りですが、
登るのはそれほど大変ではありませんでした。
伊豆の空から